家庭内や社会には、迂闊に触ると負傷するなど有害だったり危険な物や、簡単に壊れてしまう物も多い。これらの取り扱いに関しては、国によって様々な考え方・しつけ方がある。
日本
現代の日本では、危険であるために児童が悪戯すべきではないマッチ・ライター・煙草・ナイフ等の刃物は、児童の目に触れない場所に保管する様式が一般的である。しかしその一方、児童の教育上、好ましくない情報を含むテレビ番組や雑誌類のメディア・媒体は、あまり注意される事は少ない。これらは危険な物品から遠ざけて置いて、怪我さえなければ・病気に成らなければ、あとは道徳的なものは教育機関で教えてもらえるとする考え方では在るが、近年においては教育機関が道徳意識の教育を放棄し、知識の習得にのみ重きを置く時代にあっては、些か具合の悪い状況に陥っていると考える識者もある。
なお各種メディアから受ける精神的影響に関しては、米国を中心とした海外で問題視されるようになり、これに付随してゲームや漫画等と言った、児童向け娯楽文化に注目する教育研究者もあるが、対応は始まったばかりである。
欧米
一方欧米では、家屋が大きい事や、親が子供の生活に合わせるのではなく、子供が親を含む社会のあり方に対応して行くのだという観点から、敢えて触るべきではない危険な物品を、隠したりはしない傾向が強い。勿論、殺傷性の強い銃器などは、防犯上の理由も在って例外的に隠されているが、それらを児童が取り出して弄っている内に暴発するなどの事故が度々起きている事からも、けして危険物を子供から隔離しているのではない事情が覗える。この場合のしつけ方としては見ているだけよという物があり、手を触れると叱られる物品を親が予め子に教え、それを敢えて触るようなら、手が腫れるほどに叩いて、もう触らないと誓わせる方法が取られている。この方法では体罰を含み、また親の目が届かない所で危険な物品に触れる事による事故を事前に予測できない部分を含むため、近年では危険の度合いによって隠したりする傾向もあるが、火傷や切り傷などの「弄れば自分が痛い目に会う」種類の危険物は、そのままにしておく事が多いようである。
なお欧米における各種メディアへの対応は、古くより親が「見ても良い物」「見てはいけない物」を規制する傾向が強いが、近年では生活習慣の違いから、親の規制が届かない所で子が有害情報に浸るケースも増え、社会問題視されている。